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病理解剖例を用いた共同研究事業一覧

研究課題名

百寿者を含む高齢日本人の標準臓器重量について

共同研究者

氏名 所属 職名
沢辺元司 東京都老人医療センター剖検病理科 部長
斉藤真梨 東京大学医学部 健康科学・看護学科 疫学・生物統計学 大学院生

研究内容

日本人の標準臓器重量については幾つかの報告があるが、高齢者のデータは少ない。臓器重量に関して加齢に伴う変化や、栄養の影響について検討した。症例は 1973年から2005年までに死亡した60歳から99歳までの1615連続病理解剖例である。50例の百寿者についても検討を加えた。ホルマリン固定前の9臓器の臓器重量を測定し、重篤な病気を有する臓器や99%を超えた外れ値を除外した。肺、男性の心臓以外の臓器では加齢に伴い重量の減少を認めた。低栄養は特に心臓と肝臓の重量減少に強く影響していた。以上、病院で死亡した病理解剖例に基づいて高齢者の標準臓器重量を決定した。低栄養も臓器重量の減少に有意に寄与していた。

研究業績

# 論文名 リンク
1 Sawabe M, Saito M, Naka M, Kasahara I, Saito Y, Arai T, Hamamatsu A, Shirasawa T. Standard organ weights among elderly Japanese who died in hospital, including 50 centenarians. Pathol Int. 2006;56(6):315-323. 参照
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