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研究課題名
非喫煙COPD患者の臨床的、病理学的特徴についての研究
共同研究者
氏名 | 所属 | 職名 |
---|---|---|
高橋英気 | 東京都老人医療センター呼吸器科 | 部長 |
津田泰成 | 東京都老人医療センター呼吸器科 | 医員 |
研究内容
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の主たる病因は喫煙であるが、少数ながら非喫煙者にも発症すること、喫煙者でも発症しない例が多数いることより、その発症に他の要因も関与する。COPDの喫煙以外の発症要因を明らかにするため非喫煙COPD症例の臨床的特徴を検討した。非喫煙群で女性が多く半数以上に喘息の既往を認めた。呼吸機能では細気管支レベルでの閉塞所見が強く、HRCTでは肺胞の破壊が少なかった。病理学的には細気管支レベルでの喘息に多く認められる炎症細胞(CD4+細胞)の浸潤が強く認められた。非喫煙COPDでは喘息を背景として発症する症例が半数以上を占め、末梢気道狭窄を主病態とする症例が多いことを明らかにした。