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病理解剖例を用いた共同研究事業一覧

研究課題名

冠動脈疾患の遺伝的背景に関する研究(2)

研究内容

アジア民族における冠状動脈疾患の感受性遺伝子を究明する目的で、まず全ゲノムに渡る18,880個のマイクロサテライトマーカー(MS)を用いた関連解析から6つの疾患関連遺伝子座位(22q13.3, 1p32.3, 10q23.1, 15q21.1, 7q36.3, 2q21.3)を同定した。このうち1p32.3はPCSK9であり、高脂血症に依存した冠動脈疾患のリスク因子であった。一方、他の1座位(22q13.3)について、当該領域内のMKL1遺伝子のSNP探索とtagSNPによる関連解析を実施したところ、プロモーター領域多型(-184C>T)が日本人集団(患者629名、対照1,232名;OR=1.30, 95%CI=1.04-1.64, p=0.024)および韓国人集団(患者828名、対照746名;OR=1.26, 95%CI=1.01-1.58, p=0.042)と有意な関連を示した。さらに別の日本人集団を用いて有意な関連(患者1,109名、対照2,122名;OR=1.25, 95%CI=1.04-1.49, p=0.015)を確認した。さらに、当該SNPが核タンパクの結合サイトに存在すること、多型によって当該核タンパクとの結合親和性が異なること、MKL1遺伝子の高発現と関連することを証明した。

研究業績

# 論文名 リンク
1 Hinohara K, Nakajima T, Yasunami M, Houda S, Sasaoka T, Yamamoto K, Lee BS, Shibata H, Tanaka-Takahashi Y, Takahashi M, Arimura T, Sato A, Naruse T, Ban J, Inoko H, Yamada Y, Sawabe M, Park JE, Izumi T, Kimura A Megakaryoblastic leukemia factor-1 gene in the susceptibility to coronary artery disease. Human Genetics 2009; 126: 539-47. 参照
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