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研究課題名
冠動脈疾患の遺伝的背景に関する研究(2)
共同研究者
氏名 | 所属 | 職名 |
---|---|---|
木村彰方 | 東京医科歯科大学難治疾患研究所分子病態分野 | 教授 |
中島敏晶 | 東京医科歯科大学大学院疾患生命科学教育部ゲノム多様性研究室 | 準教授 |
和泉 徹 | 北里大学医学部循環器内科 | 教授 |
笹岡大史 | 北里メディカルセンター循環器内科 | 臨床准教授 |
Jeong-Euy Park | Department of Cardiology, Samsung Medical Center, SungKyunKwan University, Seoul, Korea | Professor |
山田芳司 | 三重大学生命科学研究支援センター | 教授 |
猪子英俊 | 東海大学医学部生命科学 | 教授 |
山本 健 | 九州大学生体防御医学研究所ゲノム機能制御学 | 準教授 |
沢辺元司 | 東京都健康長寿医療センター高齢者バイオリソースセンター | 部長 |
研究内容
アジア民族における冠状動脈疾患の感受性遺伝子を究明する目的で、まず全ゲノムに渡る18,880個のマイクロサテライトマーカー(MS)を用いた関連解析から6つの疾患関連遺伝子座位(22q13.3, 1p32.3, 10q23.1, 15q21.1, 7q36.3, 2q21.3)を同定した。このうち1p32.3はPCSK9であり、高脂血症に依存した冠動脈疾患のリスク因子であった。一方、他の1座位(22q13.3)について、当該領域内のMKL1遺伝子のSNP探索とtagSNPによる関連解析を実施したところ、プロモーター領域多型(-184C>T)が日本人集団(患者629名、対照1,232名;OR=1.30, 95%CI=1.04-1.64, p=0.024)および韓国人集団(患者828名、対照746名;OR=1.26, 95%CI=1.01-1.58, p=0.042)と有意な関連を示した。さらに別の日本人集団を用いて有意な関連(患者1,109名、対照2,122名;OR=1.25, 95%CI=1.04-1.49, p=0.015)を確認した。さらに、当該SNPが核タンパクの結合サイトに存在すること、多型によって当該核タンパクとの結合親和性が異なること、MKL1遺伝子の高発現と関連することを証明した。