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病理解剖例を用いた共同研究事業一覧

研究課題名

悪性リンパ腫におけるリンパ節内血管新生に関わる因子の発現の比較検討

研究内容

血管免疫芽球型T細胞性リンパ腫(AILT)のでは、腫瘍細胞の増殖とともに背景の間質に強い血管増生を来たすことが知られており、これが診断の手がかりとなるが、この意義や血管増生の分子学的メカニズムは明らかとされていない。本研究では、血管新生調節因子7種およびその受容体3種のmRNA レベルおよびタンパクレベルでの発現を他の悪性リンパ腫のサブタイプや非腫瘍性リンパ節検体とともに比較・検討を行った。定量的PCRでは、Angiopoietin 1(Ang1)およびその受容体であるTie2が末梢性T細胞性リンパ腫よりも有意に発現の亢進が認められた。免疫組織化学的検討では、Ang1はCD10陽性腫瘍細胞に発現が認められたほか、CD21陽性濾胞樹状細胞にも陽性像が認められた。AILTにおける著明な血管増生はAng1-Tie2システムの働きが関与している可能性が示唆され、濾胞樹状細胞といった腫瘍細胞以外の組織構築因子も特異的な組織構築に関わっている可能性が考えられた。

研究業績

# 論文名 リンク
1 Konstantinou K, Yamamoto K, Ishibashi F, Mizoguchi Y, Kurata M, Nakagawa Y, Suzuki K, Sawabe M, Ohta M, Miyakoshi S, Crawley JT, Kitagawa M Angiogenic mediators of the angiopoietin system are highly expressed by CD10-positive lymphoma cells in angioimmunoblastic T-cell lymphoma British journal of haematology 2009; 144: 696-704. 参照
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