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病理解剖例を用いた共同研究事業一覧

研究課題名

肺癌のリンパ節転移形式

研究内容

肺癌は肺から発生して徐々に大きくなりますが、肺癌が非連続性に広がる場合を転移と呼んでいます。転移には血液の流れに乗って広がる血行性転移とリンパの流れにのって広がるリンパ行性転移があります。リンパ行性転移は癌細胞がリンパ管を通って遠くに広がりますが、途中関所の役割を果たすリンパ節があり、通常癌細胞はここで堰き止められ、それ以上進まないように働きます。このリンパ節で癌細胞がある程度増えると、がん細胞は新たなリンパ管を通って次のリンパ節に到達します。つまり江戸の罪人が遁走しても、箱根や逢坂の関所で引き止められ遠くには逃亡しにくいようになっています。この論文は、左肺上葉に発生した直系1-2mmの微小肺癌が、肺門、左縦隔リンパ節腫大をおこさず、右頚部や右縦隔に大きなリンパ節腫大をおこして発見された珍しい患者についての症例報告です。つまり江戸の罪人が、箱根や逢坂の関所では見逃され、大阪に逃げて大暴れしたようなものです。論文ではがん細胞が途中のリンパ節、箱根や逢坂の関所、で見逃された理由について病理学的に検討しました。

研究業績

# 論文名 リンク
1 Hoshikawa M, Mochizuki H, Saito M, Noguchi T, Sawabe M, Takahashi H Contralateral cervicomediastinal lymph node metastases from clinically occult adenocarcinoma of the lung Clinical lung cancer 2009; 10: 249-51. 参照
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