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病理解剖例を用いた共同研究事業一覧

研究課題名

脱アセチル化酵素SIRT1による下垂体ホルモン分泌機構の解明

研究内容

脱アセチル化酵素であるSIRT1は、肝臓、筋肉などで代謝を調節することが知られており、長寿関連遺伝子として注目されている。我々は、SIRT1が脳下垂体ホルモンの一つである甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌を調節していることを明らかにした。SIRT1を活性化すると細胞膜を構成する特定の脂質の量などが増加し、甲状腺刺激ホルモンの分泌を促すことが分かった。甲状腺は体温や免疫機能など全身の代謝を制御していることが知られており、SIRT1による甲状腺機能の調節も老化のメカニズムに関わる因子の一つと考えられる。

研究業績

# 論文名 リンク
1 Akieda-Asai S, Zaima N, Ikegami K, Kahyo T, Yao I, Hatanaka T, Iemura S, Sugiyama R, Yokozeki T, Eishi Y, Koike M, Ikeda K, Chiba T, Yamaza H, Shimokawa I, Song SY, Matsuno A, Mizutani A, Sawabe M, Chao MV, Tanaka M, Kanaho Y, Natsume T, Sugimura H, Date Y, McBurney MW, Guarente L, Setou M. SIRT1 Regulates Thyroid-Stimulating Hormone Release by Enhancing PIP5Kgamma Activity through Deacetylation of Specific Lysine Residues in Mammals. PLoS One. 2010;5(7): e11755. 参照
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