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病理解剖例を用いた共同研究事業一覧

研究課題名

粥状動脈硬化症とミトコンドリアゲノム多型の関連解析

研究内容

血管病の代表である粥状動脈硬化症に遺伝的要因があることが分かっている。ミトコンドリアは細胞内小器官でありエネルギー産生すると共に、細胞にとって有害な活性酸素を産生する。ミトコンドリアゲノムの個人間のちょっとした違い(遺伝子多型)が、代謝,老化や病気と関連する可能性がある。本研究ではセンター病理解剖例1536例を用いて、冠動脈硬化症とミトコンドリアゲノム多型の関連を見たところ、ミトコンドリアハプロタイプA, M7aを有している人では,冠動脈硬化症が有意に強い事が分かった。本研究により、粥状動脈硬化症の遺伝的要因の一部がミトコンドリアゲノム多型で説明できた。

研究業績

# 論文名 リンク
1 Sawabe M, Tanaka M, Chida K, Arai T, Nishigaki Y, Fuku N, Naka Mieno M, Kuchiba A, Tanaka N.Mitochondrial haplogroups A and M7a confer a genetic risk for coronary atherosclerosis in the Japanese elderly: An autopsy study of 1,536 patients. J Atheroscler Thromb. 2011;18:166-175 参照
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